元スカウト・片岡宏雄氏が見た怪物1年生・清宮「高橋由伸タイプ、柔らかさは筒香」

2015年07月24日 05時30分

父・克幸氏とそっくりな清宮

【元スカウト・片岡宏雄氏が見た怪物1年生・清宮】第97回全国高校野球選手権、西東京大会の準々決勝が22日、神宮球場で行われ、怪物1年生・清宮幸太郎を擁する早実が11―5で八王子に快勝。準決勝に駒を進めた。この日の清宮は3打数1安打。2つの死球を受ける場面もあったが、チームの4強進出に貢献した。そんな怪物を、元スカウトはどう見たのか――。

 清宮くんはものすごくスケールがでかい。私もヤクルトで33年間スカウトをしていたけど、高校1年生としては群を抜いている。こんなにスケールの大きい1年生は見たことがない。

 打席ではタイミングの取り方、ふところの深さ、積極性に非凡なものがある。ただ今日は左投手相手で少しバットの出が遅れる感じだった。もっとミートポイントを前にした方がいいと思う。早実は伝統的にどちらかといえば本塁打を狙うより、ミート重視で強い打球を打つ指導方針だと思うが高校時代はミート重視でいいと思う。体の成長とともにだんだんと飛距離を伸ばしていければいい。

 タイプとして一番、近いのは高橋由伸(巨人)かな。打撃の柔らかさでは筒香嘉智(DeNA)にも近いかも知れない。軽く打っているようでもボールをキチンとさばけている感じだ。

 ただ不安材料があるとすれば、体形(184センチ、100キロ)かな。見ていると太りやすそうに見える。自分の経験でも高校1年生の時に“いいな”と思った選手が2、3年生になって伸び悩むケースは多い。体の成長が止まってしまうケースがほとんどだが、太って体のキレがなくなることも多い。

 実際、(広島、ヤクルトで活躍した)小早川(毅彦氏)もPL学園高時代は太っていて走り込みばかりしていた。清宮くんは父親(克幸氏)がラグビーの名監督だし、トレーニングを知り尽くしているとは思うが…。鍛え続けないといけない。

 中学時代の米国遠征中“和製ベーブ・ルース”と呼ばれたそうだが、それはこれからの鍛錬次第でしょう。