プロ注目の県岐阜商・高橋純 スカウトが心配するのは?

2015年07月22日 16時00分

リリーフ登板し、報道陣に対応する高橋

 プロ注目の県岐阜商・高橋純平投手(3年)が今夏初登板。7月上旬に左太もも裏の肉離れを発症し、実戦から離れていたが、21日の第97回全国高校野球選手権岐阜大会の準々決勝・中京戦(長良川)に2点リードの7回、リリーフでマウンドに上がった。結果は1回2/3を投げて無失点。7回は3者凡退に抑えたが、8回は二死から連打で一、二塁とし、中京の4番・今井(2年)を迎えたところで降板した。

 

 交代理由について小川監督が「(現時点では)実力的に向こう(今井)が(高橋より)上ですから」と説明したように、150キロを超える直球で今春の選抜大会を沸かした姿には程遠く、8回は直球が130キロ台に落ち込んだ。「自分のベストの状態に比べるとまだ50%ぐらいですけど、投げることができて良かった」と高橋は笑みを見せたが、ネット裏のプロスカウト陣は心配顔だ。

 

「リリースポイントがバラついていた。足が使えない(踏ん張れない)から、手首よりもヒジが先に出る形になって制球が定まっていない。そのせいでフォームが崩れている」とセ球団スカウトが言えば、パ球団スカウトは「足を少し引きずりながら投げていて、頭の位置が下がっていた。このままではちょっとね…。一度ついたフォームをなかなか元に戻すのは大変だからね」。もしも足をかばいながらの悪いフォームが癖になったら、せっかくの素材も台無し。それを危惧しているのだ。

 

 次戦・準決勝は24日の予定。そこに向けて高橋は「目先の一戦に全力を尽くす。大丈夫」と言い切ったが、プロ側はまさにハラハラドキドキ。ついに登板したドラフトの超目玉の周辺はさらに騒々しくなっている。