ソフトB柳田 不振脱出のカギは試合中のおにぎり

2015年07月22日 16時00分

6回のチャンスに遊ゴロに倒れ悔しがる柳田

 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(26)が、ここ2試合で9打数無安打。7月の打率は2割3分1厘(21日現在)と低空飛行に陥っている。開幕からの好調持続と7月に入ってからの不調には、ある要因があった。

 

 チームでは昨年から、主に体重、筋肉量、脂肪量、体脂肪率を計測する体組成計チェックを毎月実施している。米大リーグ・ナショナルズなどで指導経歴のある鳥井田淳コンディショニングコーチは「データを見ていると、主にこの4つの数値が一定している選手ほど好成績を収めています」と語る。代表的な例として同コーチは内川を挙げ「1年間通して、どの数値もほとんど変わらないんです。彼は7年連続打率3割を打っていますが、因果関係があるはずです」と分析する。

 

 では、柳田の場合はどうか。鳥井田コーチは「特に夏場に落ちるタイプの選手で、この時期にバラつきも大きくなる。柳田は運動量が多く、加えて新陳代謝も良いので、どの数値も落ちやすい。数値が落ちるとスイングスピードも落ちますし、飛距離や打球の勢いにも影響する。今年も最新のデータでは、柳田の数値は落ちています」。

 

 ただ、昨年までの柳田は試合中に一切食事を取らなかったが、今季からは試合の合間や直後におにぎりを食べるように努めている。同コーチは「食欲が減るこの時期に食べ込むには、内臓が強くないと運動量と新陳代謝による減量分を補えない。だから試合中も食べるように促しているんです」という。

 

 柳田は「体重は大体92とか93(キロ)くらい。体脂肪率が8%台。そんなに繊細ではないですから、あまり変化は気にしていませんが、そういう影響があるんですね。確かに夏は落ちるので意識したいです」。

 

 いかに調子の低迷期を短縮できるか、試練の夏だ。