今秋のドラフト1位候補、県岐阜商のエース・高橋純平投手(3年)が21日、全国高校野球選手権・岐阜大会の準々決勝・中京戦(長良川)でこの夏初めてマウンドに上がった。

 2点リードの7回から登板し、1回3分の2を投げて2安打無失点。「やっとマウンドに上がれた。自分のベストに比べると50%ぐらいですけど、投げることができたのが良かった」と満足げだった。チームも5―3で勝ち、4強入りを果たした。

 7月上旬に左太ももを肉離れしたことで、慎重に調整を続けてきた怪物右腕。24日に行われる予定の準決勝(相手未定、長良川)にも「2日空くので(登板は)大丈夫だと思います」と意欲を見せた。

 この日は巨人、阪神、ソフトバンクなど11球団が視察に訪れ、高橋に熱視線を送ったが、今後の投球から目が離せない。