PL学園 ・深瀬コーチ「野球部廃部の流れは止められない。こうなったのは大人の事情」

2015年07月22日 06時00分

深瀬コーチ

【核心直撃】廃部危機に直面しているPL学園が20日の大阪大会3回戦(南港中央)でみどり清朋に8―0(7回コールド)と圧勝し、4回戦に駒を進めた。しかし、来年度も新入部員の募集はなく、学校の練習施設も取り壊しの方向になるなど、野球部の置かれている状況は厳しい。加えて今夏で3年生が卒業すると、2年生のわずか12人で再スタートを強いられる。異例事態の中、今月末に退任する深瀬猛コーチ(46)に心中を直撃した。

 

 ――今月末でコーチを終えるそうだが

 

 深瀬コーチ:そうです。以前から決まっていたことなので、仮に甲子園に出場できたとしても、です。

 

 ――廃部への流れは止めようがないのか

 

 深瀬コーチ:ないですね。でも選手はよくやっている。いろんな動揺もあるとは思いますけど、目の前の試合に集中すること。いつも「余計なことを考えるな」と言い聞かせてるんです。自分たちが頑張ることで事態がよくなると思っているかもしれないけど、それでは余計なプレッシャーを背負わせてしまうことになる。こうなったのは選手のせいじゃない。大人の事情なわけですから。

 

 ――発端はやはり不祥事が続いたことか

 

 深瀬コーチ:何度か不祥事があった中で2年前のこと(暴力事件)があった。それが原因になっています。

 

 ――教団側からの詳しい説明は

 

 深瀬コーチ:ないです。もう説明がないことにも慣れてきました(笑い)。でも、これから新しくなったPL、もう同じことを絶対に繰り返さないPLを見せていかないといけません。一度、リセットしてね。私は野球部はなくならない、と思っています。希望かもしれないですけど。

 

 ――心配するOBらの声も入ってくる

 

 深瀬コーチ:桑田さん(真澄、評論家)とか「できることがあれば何でも言って」と連絡をくださったり…。

 

 ――3年生が卒業すると部員が12人になる

 

 深瀬コーチ:もう少数精鋭の練習方法に取り組んでいる。どんな状況になってもしっかり野球ができる環境をつくってあげることが我々の仕事と思っていますので。前の監督(河野有道氏)が辞められて、次の監督が決まらない中でやってた時の方がよっぽど大変でしたよ。私一人で全部やってましたから。縮小されるのは仕方ないけど、選手が頑張って、やってくれると思います。