中日・平田4安打 球宴出場効果出た!

2015年07月21日 16時00分

8回に勝ち越しの8号ソロを放った平田(中)は長島コーチとタッチ

 最下位の中日が20日の広島戦(マツダ)に3―2で勝利した。後半戦白星スタートの立役者は2本塁打を含む4安打を放ち、チーム全打点を叩き出した平田良介外野手(27)。「いいところで2本打てて良かった。後半戦の一発目は大事。まずは1勝して波に乗っていきたい」と笑顔を見せた。

 

 今季、プロ10年目で初の球宴に出場。その効果がいきなり出た格好だ。一流選手が集う祭典。平田は「全員のフリー打撃を見たい」と他チームの選手を貪欲に観察した。打撃だけでなく、そこまでの準備などもくまなくチェック。さらに「名前は言えないですけど、いろんな人にバッティングについて、どう考えているのか聞いた」と選手への“直撃取材”も敢行した。その中でこれは使えそうだとピンときたものは「試してみようと組み込んだ」とちゃっかり自分のものにした。

 

 進歩を遂げたのは打撃の技術ばかりではない。この日の試合後、グラウンドで行われたヒーローインタビューでのこと。マツダスタジアムではビジター選手のインタビューはテレビ中継用であり、スタンドの観客にはマイクの声が届かない。ファンからは「マイク入っていないよ~」とブーイングの声が。すると平田はアナウンサーの質問をさえぎって「声が入ってないみたいですけど」とファンを気遣った。

 

 さらにインタビュー後には「オールスターで応援してくれた広島のファンの方にお礼を言いたかったんですけど、音が出ていなかったので新聞に書いておいてください」とのお願いまで。

 

 球宴という大舞台の経験が、平田をプロ野球選手として一回り成長させたようだ。