阪神・和田監督に「今こそ原監督を見習え」の声

2015年07月21日 16時00分

ベンチで厳しい表情の和田監督

 大事な後半戦初戦を今季10度目の零封負けで、宿敵・巨人に早くも今季10敗目を喫した阪神。相手先発のマイコラスに3戦2敗と、またしても「天敵」に屈し、チームの借金も2と増えた和田監督は「苦手意識? 何回も続ければ心理的なこともあるんだろうが…。技術的なことはここでいう話ではない」と悔しがった。

 

 そんな指揮官にフロント内部から「今こそ(巨人の)原監督を見習え!」との声が出ている。「巨人の選手は潜在能力があるとはいっても、原監督が相当やりくりして頑張っている。今日の試合を見ても原監督は選手の出し惜しみをしない。批判を浴びても4番にバントをさせ続けている。8回に(3番手の)マシソンを打者1人(ゴメスに四球)で見切って澤村を投入したのもそう。和田監督も1点負けていても9回に福原、呉昇桓を投入するとかの姿勢を見せてほしかった。本拠地だし、お客さんもいる。何が何でも試合を取る、という必死さは原監督の方が強い。そこらへんを見てほしい」(あるフロント幹部)

 

 別のフロント関係者もこう言う。「原監督はベテランにうまく若手を絡ませて試合をやっている。ウチはそれがない。球宴中の練習で二軍から(新人の)江越しか来なかったけど、その江越も一軍に上げなかった。結局、同じメンバーで試合をやるだけで動きがない。監督が『夏場は総力戦』というなら今、若手も使っていってほしい」

 

 さらに前出のフロント幹部は「後半戦開幕を前に和田監督はナインに“一喜一憂せずに頑張ろう。混戦が続くけど、勝負は9月だ”と訓示したそうだが、勝負の9月は分かるけど、今から8月にかけて抜け出す気でいかないと、ウチは歴史的に競って勝ったためしがない。逆に“ロケットスタートするぞ”と選手に活を入れてほしかった。そんな先のことより今が大事だ!」とも声を大にした。

 

 和田監督は今の時期を決して軽視しているわけではなく「9月を見据えた戦いの前に失速してはならない」とも話しているのだが、いずれにしても負けだすとこの手の不満がチーム内から出てしまうのが今年の阪神。指揮官もつらいところか。