【球宴】ホームラン競争準VもソフトB柳田に危険な兆候

2015年07月18日 16時00分

ホームラン競争で豪快なスイングを披露した柳田だが…

【マツダオールスターゲーム2015第1戦・セ8-6パ(17日)】ソフトバンク・柳田に危険な兆候だ。試合前に行われたホームラン競争では、準決勝でパのキング争いでトップに立つ西武・中村を4―1で撃破。決勝ではDeNA・筒香の前に3―6で敗れたものの、看板上部に突き刺さる特大弾を放つなど見せ場をつくり場内を盛り上げた。

 

 ホームラン競争出場は名誉で結果も準優勝。申し分ないようにも思えるが、ソフトバンク内には不安視する見方もある。7月に入ってからの9試合での打率は2割5分7厘。開幕から西武・秋山とハイレベルな首位打者争いを演じているが、明らかに打撃の調子を落としている。それだけにチーム内からは「調子が落ちている中でホームランを狙うとバッティングが崩れる」と警鐘が鳴らされていた。

 

 予兆は試合前にもあった。打撃練習でスタンドに運んだのはわずか1本。14スイング中、前に飛んだ当たりも3本だった。「空振りしないようにしたい。恥をかかない程度に頑張りたい」と話していたが、見守っていた球界関係者も苦笑いを浮かべるほどの惨状だった。地元広島での凱旋試合となる18日の第2戦(マツダ)が柳田にとっては“本番”で、この日はスタメンからも外れた。それだけに必要以上に力んだ可能性もあるが、いい傾向でないことは確かだ。

 

 豪快なイメージの強い柳田だが、野球に対する考え方や技術へのアプローチは極めて繊細。ファンの期待に応える特大弾を連発したが、ちょっと心配だ。