今年はDeNA優勝? 安保関連法案と野球の不思議関係

2015年07月20日 10時00分

大洋が日本一になった1960年。安保法案と野球の関係とは

 憲法解釈の変更により集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案が16日、衆院本会議で可決された。そんな日本の大転換をよそに、大混戦のプロ野球セ・リーグについて「安保の年は横浜ベイスターズ(現DeNA)が優勝する」との仰天データが飛び出した。

 横浜が初めて優勝したのは、同じ神奈川県にある川崎市を本拠地とした前身の大洋ホエールズ時代の1960年だった。岸内閣下で新安保条約が成立。今年はその岸信介元首相の孫である安倍晋三首相(60)が安保法案を成立させようとしている。横浜ベイスターズとして優勝した98年には、今回の安保法案にも関係する周辺事態法が閣議決定された。

 DeNAといえばペナントレース前半戦を首位で終えたばかり。大洋時代からのファンを自任する議員秘書は「政治的な出来事で言えば、神奈川が地盤の河野洋平氏は新自由クラブを結成したし、横須賀の田川誠一氏は進歩党を作っています。2人ともハト派なんですよ。そんな平和主義的な土壌で育った神奈川県民の安保に対する怒りが、(60年当時は)大洋を応援するファンにも乗り移ったんじゃないか」と解説する。

 神奈川の県民性は“進取の気性”にあふれているという。特に横浜市は幕末の日米修好通商条約で横浜港が開港。様々な物や人が集まり、何事にも積極的に取り組む進取の気性が生まれたと指摘されることもある。別の議員秘書は「河野氏と田川氏は当時の自民党の腐敗っぷりが嫌で、“キレイな自民党を作ろう”と出て行った人たち。反骨精神があったと言えるかもしれないね」と補足する。

 ちなみに、いわゆる70年安保当時は岸氏の弟、佐藤栄作元首相の内閣だった。このときも大洋が優勝していてもよさそうなものだが、巨人のV9時代ではしようがない。しかし、今季は1強と呼べる存在はいない。

 気楽に待つべし。