【球宴】阪神首脳陣が心配する藤浪の“情報収集”

2015年07月17日 16時00分

侍ジャパン・小久保監督(左)と握手する藤浪

【マツダオールスターゲーム2015】阪神が監督推薦で新人イヤーから3年連続3度目の出場となった藤浪晋太郎投手(21)に不安を募らせている。藤浪が、他球団の一流選手から“情報収集”することに気が気でないという。その理由とは…。

 球宴第1戦(17日、東京ドーム)に登板予定の藤浪は、16日「ファンの期待に応える投球をしたい。全員、三振を取れるなら狙ってみたい」と“奪三振ショー”を堂々、予告した。大阪桐蔭の1年後輩、西武の森との対決などが注目を集めそうだが、そんな中、虎首脳陣が心配するのは、藤浪が球宴中に他球団選手と「野球談議」することという。

 何が問題なのか。首脳陣の一人はこういう。「昨オフ、藤浪は広島の前田と自主トレを行い、そこから“脱力投法”に取り組んできた。でも、それがうまくいき始めたのは今年の5月中旬ぐらいから。だから、今回、球宴中に前田とは違う他の選手に新しいことを聞いて何かまた取り入れたりしないか。その辺が気になる」

 藤浪と広島・前田との合同自主トレについてはもともと首脳陣の間で「藤浪の持ち味をなくさないか」など否定的な意見が多かった。その中で藤浪は理想とする「脱力投法」に着手してきたが「決して器用なタイプではない」(球団関係者)こともあって、すんなりとはいかなかった。効果が出始めたのは5月中旬。そこから自身最長の6連勝もマークし、首脳陣はようやく安心したものだった。

 ところが、その藤浪が今回の球宴に向けて「いろんな方の話を聞いて、自分のプラスになったらと思っています」と話しているから首脳陣は神経をとがらせる。「技術論を聞いたりするのはいいんだけど、シーズン中にそういったことを新たに取り入れると(完成に)また時間がかかるんじゃないか。それで今のいい状態が悪くなったら困る」(別のコーチ)。広島・黒田ら初顔合わせの投手も少なくないだけに、またぞろ影響を受けるのでは…と気をもんでいるのだ。

 研究熱心は大いに結構でも、あれもこれも…と取り入れすぎたら、と心配されている藤浪。首脳陣が気にしすぎる感じがしないわけではないが、後半戦に向けて期待値が大きいだけに仕方ない!?