プロ注目の超高校球右腕・高橋純平の背後に日本ハム?

2015年07月17日 06時00分

プロ注目の高橋純平

 100年目を迎えた高校野球。夏の甲子園大会切符を目指して、全国各地で熱戦が繰り広げられている中、プロ注目の剛腕・県岐阜商のエース・高橋純平(3年)の状態が心配されている。左太もも裏の肉離れを発症している模様でここまで登板なし。今後の見通しも不透明だからだが、その一方で、球界では、この金の卵を巡って、ある球団の担当スカウトの存在が不気味といわれだした。

 県岐阜商は5日の2回戦で本巣松陽に6―1で勝利。12日の3回戦は関商工に延長10回5―4でサヨナラ勝ちし、4回戦に進出した。だが、いずれもプロ注目の剛腕・高橋純平の登板はなし。3回戦はヒヤヒヤの白星にもかかわらず、投げる準備すらしなかった。原因は左太もも裏側の肉離れとみられ、19日に予定される4回戦の登板もない可能性がある。

 MAX152キロ右腕は今年のドラフトの超目玉で、複数球団の1位指名が確実視される。ヒジ、肩を痛めたわけではないとはいえ、プロサイドにとって、その故障具合は気になるところ。各球団ともに、さらに熱を入れて調査を継続しているが、そんな中、不気味といわれているのは日本ハムの動きという。

「日本ハムの(東海地区担当の)熊崎スカウトは県岐阜商出身で学校とのパイプがある。しかも、岐阜県の教育委員会に勤務していたこともあるなど、経歴も変わっているからか、ちょっと雰囲気などが普通のスカウトとは違う。高橋純平サイドにもかなり食い込んでいるようだ、と噂になっているんです」とある球団の編成関係者は話す。

 別の球団の関係者も「今回の高橋の故障は本当だと思うので、さすがにその裏で日本ハムが糸を引いていることはないでしょうけど、今後、あの担当スカウトがどんな動きをしてくるか…。この前の3回戦だって、各球団のスカウトが高橋目当てに集まったのに、日本ハムだけ来なかった。事前にあそこだけ、その日は投げないって分かっていたからでしょう。どういうやり方をしているのかは分かりませんが、高橋情報に強いのは間違いないですからね」と警戒しきりだ。

 高橋はセは巨人、阪神、パは日本ハムのファンといわれている。特に日本ハムは二刀流・大谷をはじめ、若くて伸び盛りの選手が多い。かつてはダルビッシュ(現レンジャーズ)を球界のエースに成長させるなど、その育成面にも定評があり、高橋でなくても魅力的に見えて不思議ではない球団といっていい。さらにメジャー挑戦を表明していた大谷の指名など思い切ったドラフト戦略にも定評がある。そこへ加えて熊崎スカウトの存在。なおさら他球団サイドは「日本ハムが高橋獲りで(ドラフト指名の)競合数を減らすために、何か仕掛けてくるのではないか」と、疑心暗鬼になっているようだ。

 素材的にも大谷クラスと言われ、プロの評価はずば抜けている高橋。おまけに甘いマスクでスター性も十分だけに、たとえ、このまま岐阜大会に登板しなくても各球団の密着マークは続く。その中でも特に注目されている日本ハム担当スカウトのアクション。投げなくても純平の周辺はやはり熱い。

☆たかはし・じゅんぺい=1997年5月8日、岐阜県生まれ。小学2年から梅林スポーツ少年団で野球を始める。県岐阜商では1年春からベンチ入り。新チーム誕生とともに主将を務める。昨秋の東海大会で準優勝。今春センバツ8強入り。MAX152キロ。183センチ、76キロ。右投げ右打ち。