DeNA 気になるキヨシとナインの温度差

2015年07月16日 16時00分

巨人にサヨナラ勝ちし、大興奮でファンにあいさつする中畑監督

 中畑DeNAが日本一となった1998年以来、17年ぶりの首位ターンを決めた。ところが万々歳とはいかないようで…。

 

 前半戦最終戦となった15日の巨人戦(横浜)、DeNAは9回二死満塁からロペスの三ゴロを村田がまさかのサヨナラ失策で3―2で勝利。阪神が広島に敗れたため勝率5割のDeNAが6月3日以来の首位に立った。中畑清監督(61)は「覚えていない。勝った! すごいね! 勝ちましたー!」と巨人に3連勝した上、チーム4連勝での首位ターンに興奮状態だった。

 

 だが、意外にもナインの表情は厳しいまま。主力の一人は「12連敗中(6月23日)の巨人戦前の選手ミーティングで“貯金1で球宴を迎える”とみんなで目標を立てた。1勝足りなかったことが悔しい」。一時は貯金11で首位を独走したこともあり、ナインはいわゆる“意識高い系”と化しており、5割での首位には誰も満足していなかったのだ。

 

 一方、中畑監督は後半戦についても「5割近辺で行けば優勝のチャンスがある。ヘタに飛び出すと潰される。最後までもつれてほしい。そこに食い込みたい」とあくまで団子状態を熱望。5球団からターゲットにされる首位ではなく、ペースメーカーの陰に隠れ虎視眈々とゴール前での逆転劇を狙う方針だという。

 

「勝てる試合はキッチリ取って正々堂々と優勝したい」(前出のナイン)と、見ている景色は明らかに違う。指揮官と選手の意識のズレが今後、大きくならないことを願うばかりだ。