Rソックス時代の盟友が松坂に緊急エール

2015年07月17日 10時00分

レッドソックス時代の松坂(2010年5月)

【オハイオ州シンシナティ15日(日本時間16日)発】復帰を目指してリハビリ中のソフトバンク・松坂大輔投手(34)に元同僚が熱いゲキを飛ばした。フィリーズでクローザーを務めるジョナサン・パペルボン投手(34)だ。世界一に輝いた2007年から5年間、レッドソックスでチームメートだった。右肩の不調で出口の見えない状況にある松坂を心配しながらも、独特の言い回しで“怪物復活”を祈った。

 

 躍動感あふれるパワー投球は健在だ。メジャーを代表するクローザーとして知られるパペルボン。メジャー11年目の今季、前半戦を32試合に登板、1勝1敗14セーブ、防御率1.60の好成績で終え、オールスター戦でも6度目の出場メンバーに選出された。

 

 現在まで通算339セーブの守護神は今、気になる存在があるという。レッドソックス時代のチームメートである松坂だ。パペルボンは心配そうな表情で、こう口にした。

 

「日本に戻ったダイスケがまだ一度も(公式戦の)試合で投げていないことは知っているよ。彼は大丈夫なのか?」

 

 松坂は昨オフにソフトバンクと3年総額12億円(推定)の巨額契約を結んで9年ぶりに日本球界に復帰。オープン戦では3試合に登板し1勝1敗、防御率3.75。開幕直前にインフルエンザと診断されて、開幕メンバー入りを逃した。その後、4月2日に右肩筋肉疲労が判明してノースロー調整に。5月20日に二軍戦で実戦復帰したが、4日後にブルペンで状態が上がらないとして2度目の二軍戦登板を回避した。現在も福岡市の西戸崎合宿所を拠点に調整中で、一軍合流どころかブルペンでも投げていない。

 

 先が見えずに苦しんでいるであろう、同い年の元チームメートをパペルボンは人ごととは思えない。

 

「彼と話したわけではないから詳しいことは分からないが」と前置きしながら、次のように熱いメッセージを送った。

 

「彼は(2011年に右ヒジの)トミー・ジョン手術を受けている。そこから這い上がってマウンドにカムバックしたじゃないか。今はとても苦しい時間だけれども、前にカムバックしたことを思い出して心を折らないで前に進んでほしい」

 

 そして「一番大事なこと」として松坂に復活のヒントも授けた。もう一度“ボストン・スピリット”を心の中で燃やすことだ。

 

「私も今のチームで“ボストン・スピリット”を忘れないでプレーしている。07年にワールドチャンピオンになったのも、あの強い精神力が身についていたからだ。あの時の心構えを思い出せば、ダイスケはどんな困難も乗り越えられる」

 

 最後にパペルボンは「ダイスケが復活したら、彼の写真に向かって“ハイファイブ”をするよ」と笑った。松坂は海の向こうから届いた元同僚の熱いエールをどう聞くか。