10試合連続安打でマートン“絶口調”

2015年07月15日 16時00分

能見(左)と一緒にお立ち台に上がったマートン

 2位の阪神は14日の広島戦(甲子園)に5―2で勝利。連勝で勝率5割に復帰し、首位・巨人にゲーム差なしと迫った。白星を呼び込んだのは打撃絶好調のマット・マートン外野手(33)。先制打など2打点の活躍だ。これで10試合連続安打とノリに乗っているが、そんな頼もしい助っ人の「あること」で球団内から“困惑”の声が出ている。

 

 開幕から極度の不振に苦しんだマートンがすっかり調子を上げている。この日は初回二死一、二塁で10試合連続安打となる左前先制適時打、3回も一死満塁で左犠飛と勝利に大貢献。6勝目をマークの能見とともに上がったお立ち台では「ノウミサン、(これまで打てなくて)ゴメンナサイ」と得意の日本語ジョークで“謝罪”した後に「シーズンは長いんで、いいことも悪いこともある。自分を信じて、そしてチームに対してベストを尽くしたい」と笑顔で話した。和田監督も「(福留、ゴメス、マートンの)クリーンアップは状態が上がってきている」と評した。

 

 マートンは交流戦終了時点で打率2割4分3厘。それが14日現在で打率2割7分9厘と3分以上も上昇させたのだから、完全復調を遂げたといっていい。しかし、この絶好調の裏で球団が“困惑”していることがある。それはM砲の「マシンガントーク」だ。ある球団関係者はこう漏らす。「マートンは話しだすと、とにかく止まらないんだ。練習前もそうだし、練習中も話し込むとずっと続く。よく話はゴメスが聞いているんだけど、明らかに苦笑しながら聞いていることもある。ストレスを発散していることもあるんだろうけど、聞く方にとっては…。ちょっと長いよ」

 

 交流戦終了後の6月18日の全体練習の際、マートンは和田監督、オマリー打撃コーチ補佐と約1時間半にわたるロング激論を交わして以来、調子を上げたこともあって同僚のゴメスを相手にしゃべり倒しているという。「野球中心で他には共通の友人、家族の話。例えば(試合中の)ベンチでは、あの打席がどうだったか、とかひたすら話しまくっている。とにかく何か口に出さないと気が済まないのか、ゴメスだけじゃなく、オマリーさん(打撃コーチ補佐)にも話しかけまくっている」(別の関係者)

 

 何も悪い話ではないが、度が過ぎると「迷惑行為」にも発展する。しかし、頼みのマートンだけに球団が「マシンガントーク」をやめろとも言えないのも事実。今では「ゴメスだけが聞き役なのは大変。少しでも分散できるように陽気な今成か、メジャー経験があって今、調子のいい福留あたりが聞き役になってくれれば」という意見まで上がっている。

 

 マートンには和田監督も「アイツの話はとにかく長い」と閉口している。打ったら打ったで、また問題児?