ソフトB・工藤監督 日本ハム2連戦に「勝利の方程式」投入

2015年07月14日 10時59分

全体練習の合間に円陣を組んで談笑する工藤監督(右上)らホークスナイン

 中継ぎ陣総動員だ。ソフトバンクは今日14日から日本ハムとの上位対決2連戦(帯広)に臨む。チームは13日、全体練習で決戦に向けて調整したが、工藤監督はオールスター前、最後の戦いに向けて“ある決断”を下した。首位を争うライバルを相手にリードを許した展開でも「勝利の方程式」を惜しみなく投入して、白星をたぐり寄せるつもりだ。

 

 2位の日本ハムと3・5ゲーム差で迎える上位対決。指揮官は最高の形で後半戦を迎えるべく、リリーフ陣総動員でライバルとの前半戦最後の大一番を迎える考えを明かした。

 

 この日、チームには頼りになる男が帰ってきた。疲労を考慮して登録を抹消されていたバリオスだ。今日14日に出場選手登録される右腕について、工藤監督は「(気楽な場面で)慣らしで投げさせることはないし、そういう場面もなかなかないでしょう。使い方はこれまでと変わらない」と説明。リフレッシュ休暇明けの助っ人を、即「勝利の方程式」に復帰させる構えだ。

 

 さらに、指揮官は他のリリーフ陣についても「負けている展開でも、いつもは勝っている時に投げてもらう投手に行ってもらう可能性もある」とキッパリ。リードを許した展開でも森、五十嵐、バリオスら救援エースを惜しみなく投入する方針を語った。

 

 救援投手の総動員は、シーズン終盤を見据えて“温存”していた一手。ただ、日本ハムは前のカードで3位・西武に3連勝して向かってくるだけに、工藤監督は「(2連勝して)5・5ゲーム差にするダメージというより『(今後の直接対決で)またやられる』という苦手意識を相手に持ってもらえる方が大きい」。現時点での実力を出し惜しみせず、存分に見せて勝つことが、後半戦にもつながるとみている。

 

 対する日本ハムも、栗山監督がエース・大谷を明日15日の2戦目に中継ぎ待機させる方針を明かしている。だが、工藤監督は「大谷君が、ずっと先発をやってきて(中継ぎは)どうなのかなというのはある」。敵将の一手に慌てる様子はない。

 

 栗山監督は早くも「正念場」と捉えて臨む帯広決戦。だが、ソフトバンクはリリーフ陣も含めた大戦力で返り討ちにする用意は整っている。