NPBのオファー待つ藤川球児「火の玉ストレートをまた見せてやろうと思ってます」

2015年07月14日 06時00分

NPB復帰を視野に入れている藤川

 球児、激白! 今季中のNPB復帰を視野に入れている四国アイランドリーグplusの高知・藤川球児投手(34=前レンジャーズ)が12日、日本球界復帰3戦目となる香川とのオープン戦(高知)に中継ぎ登板。MAX146キロながら2回を1安打無失点に抑えた。しかし、ネット裏で視察したのは阪神のスカウトだけ。注目のNPB移籍期限が今月31日と迫る中、オファーを待つ藤川を直撃した――。

 ――復帰3度目の登板だったが、感触は

 藤川:いい感じでやれてますよ。今日はマウンドの状態が(雨で)緩いんで故障に気をつけて投げた。次は25日(対四国ILオールスターズ)に投げる。まだ、自分の進退がどうなるかわからないんで(8月から始まる)後期のことも考えて…。先発をやるのか後ろなのか、コーチとしっかり話してどうするか決めたい。一番重要なのはマウンドで数多く投げることかな。

 ――残念ながら現時点でNPB各球団からオファーはないようだが、どう思っているのか

 藤川:強がりでもなく、全然気にしてないです。前にも「オファーがあった時に考えます」と言ったでしょ。今もそれに変わりはない。代理人の団さん(団野村氏)に任せてあるんで、僕のところに(情報が)下りてこない以上、というか具体的になるまで知らせないでくれ、と言ってあるんです。なかったら、なかったでいいというか、ここ(高知)で投げ続けますよ。

 ――調査を続けてきたDeNAの中畑監督は「球児に興味がある。このままで終わる投手じゃない」と獲得に色気満々だったが…

 藤川:読みましたよ、その記事も。ありがとうございます(笑い)。でも、こればっかりは自分で決められる話じゃない。球団が僕を必要と思えば声がかかるし、なかったらかからない。ひとつ言うと…別にオファーが何もなくて高知に入団したわけではない。メジャーも阪神からもあった。でも、自分もいい年になって、これからは自分の人生を選択したい、というのを優先した。今はこの腕一本でまたどれだけできるか、いい意味で充実してますよ。もちろん、その上で上(NPB)を目指したいけど、何が何でも今季中には…とばかり思ってない。自分はプレーヤーなだけで、相手があることだから。

 ――球界には急いでNPB入りするより、手術した右ヒジのことを考えて来年万全で、という声もある。いいリハビリにもなるか

 藤川:どうですかねえ。でも、今リハビリなんて思っていない。皆、今年メジャーで2試合しか投げてないから“故障上がり”みたいに見ているけど、向こうのオープン戦、3Aでも30試合ぐらい投げてきた。ダブルヘッダー、連投もした。落ちた、とよく言われる球速も150キロ出してましたよ。

 ――確かにかつての火の玉ストレートはもう難しい、とも言われている

 藤川:それが腹立つというか、そう言われて逆にまた見せてやろうと思ってますよ。自分があそこ(レンジャーズから戦力外)で選手を辞めていたらそれに反発できなかった、ということになるけど、今こうしてやってるんで。結果を見せたい。

 ――古巣の阪神からのオファーを蹴ったことについては今、どう思っているのか。縁は切ったのか

 藤川:切った、というのは…(笑い)。今でも阪神のことは気にしているし、応援している。勝ってほしいと思っている。OBですから。2位でしょ? 十分楽しみですよ。阪神でお世話になってここまでの選手にしてもらったし、感謝している。

 ――なら復帰も視野にあるのでは…

 藤川:でも、マウンドでしっかり仕事をし、貢献して返した(結果を出した)という自負もある。(阪神との)交渉ではそこで自分がやる意義というか、本当に請われて必要とされているのか、を感じてしまった。お金の問題でもない。いや、団さんが吹っかけていたら知りませんが…(笑い)。まあ、先のことはわからないですよ。

 ――いずれにしてもプロ野球ファンは早い時期のNPB復活を待っている

 藤川:それはそれでありがたいです。先発でも中継ぎでも抑えでもやります。頑張っていきますよ!