阪神ナイン自信満々!G潰し“切り札”温存

2015年07月12日 10時00分

昨年の巨人とのクライマックスシリーズで行った勝利のヒップタッチ

 虎ナインが“Gつぶし”に自信をみなぎらせている。主力選手の一人は「ウチには、あのヒップタッチがある。ここぞという時に、また全員で、あれを復活させれば一気に勢いに乗れるはずだ」ときっぱり。まるで取って置きの切り札を温存しているかのようにそう話すのだ。

 

 昨季の阪神は夏場に大失速し、和田監督の進退問題まで浮上するほど厳しい状況に追い込まれた。しかし、その後、奇跡的に勢いを取り戻し、巨人を相手に4連勝と球団史上初めてクライマックスシリーズを突破、日本シリーズに駒を進めた。その時、チームの勢いを支えたのが、ナイン全員で行うヒップタッチだった。

 

 試合勝利後、マウンド付近でナインが集まりジャンプし、空中で互いの尻をぶつけ合う。当初は一部選手のみの儀式だったが、恥ずかしがっていた多くの選手も俺も、俺もと参加するようになった。ある選手は「ヒップタッチはハイタッチとか普通に喜ぶよりもみんな盛り上がるし、勝った勢いが(翌日の試合に)続く感じになるんです。チームに一体感も生まれる」とその“効能”についても話す。

 

 そんな縁起のいい儀式だが、今季はここまであえて封印しているという。その理由について、別の主力選手は「まだ、その時ではないということ。いずれ必要な時に解禁になるし、自然とそういうムードになってくる。やれば勢いづくのは分かっているんだから」と不敵に話す。依然としてだんご状態が続くセ・リーグ。チームにさらなる勢いを与える“切り札”投入はまだ先とナインは見ているわけだ。

 

 球団関係者もそんなナインに「確かにセ・リーグは混戦が続くと思う。最後に差し切って優勝するためには、終盤に1つの勝利で一気にチームのムードを上昇させて、その後に結びつけることが大事になる。(全員でやる)ヒップタッチはその瞬間まで温存でいいんじゃないか」と期待を寄せる。互いの尻と尻をあちこちでぶつけ合う全員ヒップタッチ。大の大人がという感じもしないわけではないが、今年はいつ解禁となるのか。そして2年連続でその効果が出るのか、見ものだ。