巨人今オフ大型補強復活!「バリバリのメジャー級獲る」

2015年07月10日 10時00分

8日の試合、2試合連続本塁打を放った阿部(右)を迎える原監督

 巨人が盟主復活へ水面下で動き始めた。球団は現在、貧打解消を狙って新外国人補強に着手。現在は元楽天のケーシー・マギー内野手(32=ジャイアンツ戦力外)、カルロス・ペゲロ外野手(28=レッドソックスFA)ら数選手をリストアップし、獲得調査を進めている。さらに新体制となったフロントは、近年の“堅実路線”撤廃を決断。早くも今オフの“大補強”を宣言している。

 

 記録的な混戦となっている今季のセ・リーグ。この異常事態を演出したのは、巨人の貧打線が大きな原因でもある。

 

 チームは約1か月ぶりの3連勝で首位を守ったが、2位阪神とは1差。チーム打率2割3分6厘は12球団ワーストで、球団は強打の外国人野手の獲得を目指して動いている。

 

 堤GMは、獲得が報じられたペゲロに関して「全然決まっていない。あの名前(ペゲロ)がリストの中にあるのは事実だが、そこに特化しているわけではない」と調査段階を強調。その上で「(新外国人選手を)獲らない可能性は低い。複数のリストがある。7月中になんとかしたい」と追加補強に積極的な姿勢は認めた。関係者の話を総合すると、現状はマギー、ペゲロを含めた数人が候補リストに挙がっている模様だ。

 

 そんなフロントの動きを、球団トップも強力に後押しした。白石オーナーは「外国人選手の補強は、巨人にとって長年の課題。フランシスコもそうだし、アンダーソン、セペダも二軍で調整中ということだから、投手陣を除いてはうまくいってない」と分析。「(新外国人に)クリーンアップの一角を占めさせるかどうかは別として、クリーンアップを張れるような有望な選手がいれば補強して、阿部や坂本、長野の負担を軽くしてやることができれば余裕が出てくる」と追加補強に理解を示した。

 

 ただ、フランシスコが二軍で塩漬け状態であるように、シーズン中の緊急補強が成功した例は少ない。あるフロントは「この時期では正直、選べる選手も限られる。現場のためには獲得に動かざるを得ないが、実際に働くかどうかは来てみないとわからない面もある。ただし、今年のオフは妥協しない。周囲から『昔の巨人に戻った』と陰口を叩かれても構わない。GMも本気で戦力整備に取り掛かるつもりでいる」と力を込めた。

 

 巨人の外国人は今季7人。投手はマシソン、ポレダ、マイコラス、メンドーサ、野手はアンダーソン、セペダ、フランシスコが在籍している。野手3人に関しては結果が伴わず、現状は二軍暮らし。球団は総入れ替えも視野に入れている。

 

 すでに来季の助っ人陣容について、球団は「1人目は何億円かかっても、メジャーで現役バリバリの主力級打者。もう1人は国内球団でプレーしている実績組から。残りは大化けする可能性のある若手」と国内外で調査を開始している。

 

「最近なら楽天にいたAJ(アンドリュー・ジョーンズ=引退)、昔のウチならスミス、ホワイト、バーフィールドやマックみたいに、我々もファンもワクワクする大物が欲しい」とフロント陣の鼻息は荒い。近年は堅実方針で補強を行ってきた巨人だが、どうやら今季はオフも主役を張る気満々。混戦のペナントレース同様、今年はストーブリーグの巨人にも注目だ。