阪神が2日のヤクルト戦(神宮)に1―10と大敗し、今季4度目の同一カード3連敗で2位転落。勝率5割に逆戻りした。

 投げては先発・能見が5回途中5失点でKOされ、救援陣も炎上。打線も不振の上本に代えて今成を今季初の1番に据えるなどのテコ入れも実らず、1点を取るのがやっと…。和田監督は「今までもずっと辛抱して踏ん張り続けてきた。またゼロからやり直すということだ」と前を向いたが、深刻なのが敵地での弱さだ。

 本拠地での試合は今季24勝12敗で貯金は12もあるのに、敵地ではこの日の負けで12勝24敗1分けで借金は12と「内弁慶」ぶりが目立っている。今カード前には「敵地でなかなか勝てていないから、何とかしたい」と話していた和田監督。悩みは尽きない。