日本ハムはなぜ中田の身だしなみに不問なのか?

2015年07月03日 06時00分

中田翔

 日本ハムが一部評論家から常に批判を受ける中田翔内野手(26)の頭髪問題に改めて寛容な姿勢を見せている。

 

 ここまで4番としてフル出場。中田は侍ジャパンの4番の威厳を保っている。一方で金髪、ヒゲ、派手なネックレス…とその容姿に関しては常々、球界OBから手厳しい意見をちょうだいしている。

 

 プロ野球選手に憧れる青少年に与える影響という観点から、球界のご意見番・野村克也氏などは事あるごとに「日本を代表する一流選手なら身なりをしっかりしてほしい」と苦言を呈している。度重なる外部からの批判にも球団はこれまで一度も本人を注意するなどの手は打ってこなかったが、そこにはどんな理由があるのか。

 

 昨年まで8年間ゼネラル・マネジャー(GM)を務めた山田正雄スカウト顧問(70)は「髪の毛のことに関しては今までもこれからも言わない。本人は野球のために遊びを我慢している部分もあるので、髪の毛のことが数少ない気分転換になっている。自分でできる唯一の自由な部分でしょ」と“容認”の方針は変わらないという。一方で「この問題は最終的には本人の自覚の問題。各方面から批判はあるけど、本人的には多少やんちゃな部分も残しておきたいのでは。そこに関しては(球団が)考えを押し付けても意味がない。本人が自分で気づいて変えなければ本物ではないから。この先、そういうものじゃない、人のために何かを還元するとか考え方が改まっていった時に彼が野球で認められたように、また世間の人の見る目も変わってくる」と今後の変化に期待を寄せている。本人任せという球団の方針に賛否はあるだろうが、チームは中田の成熟を見守っていく。