阪神・鳥谷 他球団から「屈辱的評価」

2015年06月30日 16時00分

梅野からの送球を後逸し盗塁を許す鳥谷。今季は守備での不安定さが目立つ

 マツダオールスターゲーム2015(7月17日・東京ドーム、18日・マツダ)に阪神・鳥谷敬内野手(34)がファン投票に続き、選手間投票でも虎で唯一、選出された。前日28日のDeNA戦(甲子園)では先週受けた死球の影響で5年ぶりに7番降格となったが、和田豊監督(52)は今後の出場も明言。連続試合フルイニング出場を続ける鉄人ぶりも健在のようだが、これを他球団は「大歓迎」だという…。

 休養日となった29日、鳥谷は選手間投票での球宴選出に「昨年に続き、選手間投票でも選出していただき光栄です。投票してくださった選手の方々に感謝し、選出に恥じないプレーをお見せしたいと思います」とコメントした。21日のヤクルト戦で背中に死球を受けた影響で28日のDeNA戦では7番に降格。開幕から右脇腹を痛めるなど“勤続疲労”もあり、今後の出場が危ぶまれていたが「大丈夫。自分としては(首脳陣に)ダメと言われなければ試合に出るつもりでやっています」ときっぱり。和田監督も「日にち薬というかね。打順はこれから上がっていく。基本的には上位を打つ選手だから。試合も出るよ」とスタメン起用を明言した。

 29日現在、鳥谷は連続試合出場が歴代3位の1536試合、フルイニング出場は歴代6位の502試合の記録を続行中。いずれも遊撃手としては歴代最高の数字だ。そんな中での結論だが、これにニンマリなのが他球団だった。「鳥谷と和田監督が連続試合出場、フルイニング出場にこだわるのは歓迎なんですよ。最近の鳥谷は明らかに守備範囲が狭くなっている。失策数もそうだし、記録に出ないミスもある。打撃がいいから首脳陣が使いたがるのは分かるけど、今の彼の守備力はありがたい」(あるセ球団スコアラー)

 鳥谷の昨年の失策数はわずか5。それが今年は確かに29日現在、70試合終了時点で、すでに4と昨年の数字に迫っているが、別のセ球団スコアラーは、さらにこう言う。「今の阪神は左翼にマートン、二塁が上本で鳥谷の守備の負担は大きい。それで恐らく本人が万全でない中での出場だからなおさら。和田監督は彼の記録が途切れると(元阪神の)金本のように一気に老け込んで引退する、と心配するから使い続けている部分もある。でも、それが、こっちにとって好都合で付け入る隙にもなる」

 常々「自分よりうまい選手が出てきたら(遊撃手を)退かないといけないが、それまでは試合にずっと出たい。こだわりはある」と話してきた鳥谷。“屈辱的”な他球団の指摘を見返したいところだ。