中日の貧打は“交流戦後遺症”

2015年06月29日 16時00分

ベンチから戦況を見守る谷繁監督(右から2人目)

 最下位の中日は28日の広島戦(マツダ)に0―4の零封負け。今季初の5連敗で借金は9。首位・阪神とのゲーム差は6に開いた。これで交流戦後は2勝6敗と失速。投手陣が崩壊状態となっているが、この日、わずか5安打で無得点に終わった打線もかなりの重症だ。

 

 ある首脳陣は「ウチは交流戦後、相手チームからパ・リーグの攻め方を参考にされてやられている」と嘆く。「例えばインコースの攻めが非常に増えたこと。昨日(27日)のマエケン(前田)もそうだった。あのマエケンでも投球内容を変えてきたのは驚き。交流戦前までは7、8割方、外角中心の攻めが普通だったのに、広島では大瀬良や中崎にも、こんなところで内に投げるのかという配球があった。(前カードのヤクルト戦でも)オンドルセクやバーネットもそうだったし…」

 

 今年の交流戦を中日は7勝10敗1分けの10位で終えたが、確かに攻撃陣は冴えない内容だった。チーム打率2割4分5厘こそ8位だったものの、52得点はワーストで9本塁打もワーストタイ。パ・リーグ投手陣に対して、チグハグな攻めが目立ったが、中日サイドはそれをセ・リーグ他球団に研究されてしまった、と感じている。そのせいで交流戦の悪い流れから抜け出せずに苦しんでいる、というのだ。

 

「今のウチの打線は、打つボールと打たないボールの見極めもできていない」とチーム関係者。早く“交流戦後遺症”を克服しないと混戦のセ・リーグから脱落してしまう。