本紙評論家・得津氏「村田よ、もう一度“内川打法”見習え」

2015年06月30日 10時00分

三振に倒れた村田(左)

 巨人が28日のヤクルト戦に4―6で敗れ、首位・阪神とのゲーム差は2と広がった。原辰徳監督(56)は「褒められたもんじゃないね」と、今季自己ワーストの6失点を喫した菅野智之投手(25)に苦言を呈したが、本紙評論家の得津高宏氏が気になって仕方ないのが村田修一内野手(34)だ。不振に苦しむ背番号25に送った緊急助言とは――。

 

 一時は高橋由の4号3ランなどで逆転するなど、打線に復調気配があるように見えるが、村田のバットから快音は聞かれなかった。この日は7番・サードでスタメン出場するも、得点圏に走者がいる場面で2度凡退。先頭打者で迎えるはずだった8回には代打を告げられた。

 

 ここ5試合でも14打数2安打と、不振の長いトンネルから抜け出せないでいる村田の打撃を見た得津氏は「テークバックが柔らかくない。弓矢に例えるならば、弓を引く形ができていない。あと、村田に限らず巨人の選手全体的に言えることだが『軸』で打っていない。みんな体重移動が大きくて、前に出てしまっている。しっかりトップ(バットを振り出す位置)を取ってから軸で打つ動きができていない」と指摘。そして「もう一度、改めて内川(ソフトバンク)の打撃を取り入れた方がいい」と提言した。

 

 2013年に周囲から“憑依した”と言われたほど研究し取り入れたのが内川の打撃フォームで、この年は3割1分6厘、25本塁打の好成績を残した。現在はバットを高く掲げるなど横浜時代に回帰するようなフォームも取り入れているが、得津氏は内川のバッティングにこそ打棒復活のカギがあるという。

 

「バットを上げようが下げようが、内川のような(弓を)引っ張る形ができていない。あと、内川のフリー打撃を見ていると、ほとんどの打球は反対方向。内角を打っても右翼のファウルグラウンドへ飛ばしている。つまり、それだけ(バットの)ヘッドを遅らせて打っているということ。そういう点も、もう一度、見習った方がいいのではないか」

 

 さらにこうも付け加えた。「今の村田は(ボールが)差し込まれるのを恐れているようにも見える。いっそのこと、差し込まれるつもりで打席に立てばいい」。悩める背番号25が、再び輝きを取り戻せるか。