「投手」大谷好調も…打撃不振の原因は…

2015年06月26日 16時00分

今季の大谷はバットのほうが湿っている

 日本ハムの二刀流・大谷翔平投手(20)が「打者」として打率1割7分5厘(出場33試合、83打席)の低空飛行を続けている。9勝1敗、防御率1.47、99奪三振と好調な投手成績と対照的な打撃不振の原因はどこにあるのか。「相手よりも自分の問題」と自己分析する大谷の問題点を、本紙評論家・大友進氏(41)が指摘した。

 

「まず見て思うことは本人の配球の読みが初球からずれている。3年目の今年は昨年までの課題であった外に逃げる変化球とタテの変化球への対応にこだわりすぎていて、自慢の読みが冴えていない。だから追い込まれるのが早いし三振も(34個と)多い。打席の中で余裕がないから、読みが外れても去年なら対応できた彼特有の打撃の間がないし、粘りもない悪循環に陥っている。頭の中であれこれ考えすぎて勝手に自分を追い込んでしまっている」

 

 では、不振脱出の方法はどこにあるのか。大友氏は「この悪い状況を放っておいて、いいことは何もない。我慢して試合の中で改善していくしかない」と断言し、こう続けた。

 

「配球うんぬんではなく、思考を自分のタイミングで打つことだけを考える方向に持っていくこと。今の大谷君は配球にこだわりすぎて相手バッテリーに合わせ過ぎている。難しいかもしれないが、余計なことは考えずに来た球に自然と体が反応できる本来の形を取り戻すしかない」

 

 混乱した頭を整理しシンプルな思考を取り戻すことが、不振脱出の一番の近道だという。28日の西武戦(西武プリンス)では先発が予想される菊池雄星投手(24)との花巻東対決が注目されるが、打者・大谷の復調はあるのか。