単独最下位の中日 悪夢の始まりは23日の「お見合い」

2015年06月26日 11時00分

ベンチで汗を拭う谷繁監督

 中日が25日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に3―7で敗戦。3連敗で3月31日以来となる単独最下位に転落した。


 敗因は、まさかまさかの凡プレーだ。6回、2―2の同点の一死満塁のピンチでヤクルト田中浩の打球は遊ゴロ。エルナンデスはショートバウンドで捕球し、二塁封殺。そのまま一塁へ転送すれば併殺打となり、窮地をしのげるはずだったが、ボールを受けた二塁手の亀沢が目の前の二走・比屋根を追った。挟殺プレーでアウトとしたが、その間に三走・山田が生還。「見ての通りです。どう考えても一塁に投げないといけないプレー。前もって準備ができていなかったのか…。表しようがないですね」と谷繁監督もあぜんとするしかなかった。


 これで借金は今季ワーストの7。6月以降の最下位はナゴヤドーム元年の1997年以来となったが、周囲はさらなるどん底も心配している。今回の3連敗は23日のヤクルト戦(岐阜)でセンター・大島とショート・エルナンデスが打球をお見合いしてヒットにしてしまう凡ミスからスタートした。これが昨年の8月20日の阪神戦(京セラ)のプレーとダブって見えて気になるという。


 その試合は同点の7回にセンター・大島とレフト・藤井がぶつかり、平凡なフライを落球し、敗れた。しかも、この敗戦をきっかけに中日は泥沼の黒星地獄に突入。結局8月はチーム月間ワーストの20敗を喫し、優勝争いから完全に脱落した。それを思い出し「去年は、あの試合がターニングポイントになった。今年は、あのお見合いがターニングポイントになるんじゃないか」(チーム関係者)というのだ。


 もしもそうなったら…。最下位に落ち込んだ現状が、実は悪夢のほんの出発点だとしたら…。考えるだけで恐ろしい。