DeNAの救世主・砂田毅樹の今後は?

2015年06月25日 16時00分

巨人相手に好投した砂田

 7日に育成から支配下登録されローテに抜てき。一躍シンデレラボーイとなったのがDeNAの左腕・砂田毅樹(19)だ。プロ2度目の登板となった24日の巨人戦(東京ドーム)でも5回3安打1失点とプロ初勝利こそ逃したもののDeNAの3―1の勝利に貢献した。彗星のごとく現れた救世主を本紙評論家・前田幸長氏はどう見たのか。

【前田幸長 直球勝負】自分と同じ左腕の砂田には特に注目していた。結論から言えば合格点の投球だった。

 プロ2戦目でしかも場所は東京ドーム。この日は企画ユニホーム配布日でスタンドは巨人ファンでオレンジ一色に染まっていた。そんなアウェーの状況でも砂田は腕を思い切り振っていた。投げっぷりが良かった。

 この日は6四球と制球に苦労していたがあくまでも際どいところを突いた結果。巨人打線はひとつ間違えれば一発のある打者も多いし慎重になるのは仕方がない。

 球速は140キロ前後で多彩な変化球を持つオーソドックスなタイプ。この日、投げ合った巨人・杉内と共通点もあるが現時点では当然、杉内の方が何枚も上。砂田はこれからどんどん成長していくだろう。

 デビュー戦だけいい投球をする投手は多いが2戦連続で試合をつくれたこと、さらに巨人を相手に大舞台での5回1失点は今後、大きな自信になる。

 あとは欲を言えばどんなカウントからでもキッチリとストライクを取れるボールを持つこと。それで投球の組み立てはかなり楽になると思う。

 本人はスタミナが課題と言っているようだが一軍で投げ続ければ自然とスタミナもついてくるので心配はない。

 とにかく自信を持って今後も投げてもらいたい。中畑監督が期待するローテの一角として、砂田は再浮上を狙うDeNAの大きな戦力になっていくだろう。(本紙評論家)