中日・又吉また背信 二軍でやり直しすらできない苦しい立場

2015年06月25日 16時00分

 中日が24日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に3―11と大敗し、5位に転落した。2点リードの8回にセットアッパーの又吉がまたも背信。長短5安打を浴びて逆転を許した。「クソみたいな結果でした。勝てる雰囲気を1イニングで壊してしまった。何回もやっている。進歩していないと言われても仕方がない内容です」とがっくりだ。

 今季の中日は38敗のうち、この日を含めて21敗が逆転負け。その象徴的な存在なのが不振の又吉だ。1年目の昨季は67試合に登板、9勝1敗2セーブ、防御率2・21と文句なしの働きを見せた。しかし、今年はここまで34試合で4勝3敗、防御率3・93となかなか調子が上がらない。
 去年のビデオを何度も見てフォームチェック。今季から入場曲をその容姿が似ていることからアニメの「ルパン三世」のテーマに変えたが、それも途中から昨季の曲に変更。スパイクも昨年まで履いていたものに戻した。そんな涙ぐましい努力もなかなか実らない。

 チーム関係者からは「又吉はメンタル的にそうとうキツイはず。二軍で一からゆっくりとやり直した方がいいんじゃないか」との声も聞かれる。だが、それもできそうもない。友利投手コーチは又吉の処遇について「いろんな可能性を否定しない」と話す一方で「他にいますか?」とも言う。

 かつてのセットアッパーの浅尾は不振のため二軍。守護神の岩瀬もまだまだ上がってくるめども立たない。他にセットアッパーを任せられる若手も見当たらず、又吉に頼るしかないのが現状なのだ。

 心に傷を負った右腕頼みで戦わなければならない中日。厳しい戦いが続きそうだ。