西武ファンも認めた“幻の18号”李大浩が憤慨するビデオ判定の問題点

2015年06月25日 10時00分

ボールを拾った少年(矢印)。“着弾地点”(円内)は明らかに本塁打だったが…

 納得いかないのも当然か。ソフトバンクは23日の西武戦(県営大宮)に、8回途中降雨コールドにより3―2で勝利。勝ったから良かったものの、負けていれば大問題となった場面があった。3回に李大浩内野手(33)が“幻の18号”を放ったのだ。

 左翼ポールから内側のフェアゾーンの中段に着弾したかのように思えたが、審判の判定はファウル。工藤監督がベンチから飛び出し抗議したが、大宮球場はビデオ判定の環境が整っておらず、審判の判定が覆ることはなかった。

 この大飛球をキャッチした小学5年生の男の子は「(着弾地点を指さし)ここでキャッチしたんだからホームラン」。周辺の獅子党も一様に「(ポールを)巻いてないです。そのまま入ってます。気の毒ですね…」と“誤審”だと証言した。

 李大浩は当然、納得がいかない。「100%ホームラン! ビデオ判定のできない球場でやること自体おかしいんじゃないかと思う。『ポールの外から巻いて中に入った』という審判の説明も納得できない。風はセンターからレフト方向に吹いていたんだから。考えられない」と憤慨した。アグリーメントには、リプレー映像の使用は12球団の専用球場とほっともっとフィールド神戸のみと記されており、それ以外の球場はビデオ判定ができないことになっている。

 それでも収まらない李大浩は本紙に「もしタイトルを争うような場面だったり、1点を競る場面だったらと考えると、選手もチームも大いに影響がある。NPBがこれをきっかけに改善策を練ってくれるといいのだが…」と訴えた。ソフトバンクの工藤監督も「ビデオ判定がないのは分かっていた。テレビの中継をやっているので映像を見ることはできる。そういうこともお願いしていきたい」と語った。