オリックス株主総会出席者から出た「理想の次期監督」2人の名前

2015年06月25日 10時00分

オリックスの株主総会から出た理想の次期監督。イチロー(左)と星野氏

 オリックスグループの「第52回定時株主総会」が開かれ、例年より多い2400人が参加したが、席上では株主からオリックスバファローズの低迷についての質問も飛び出した。業績好調のグループの中で唯一の心配のタネとなっているのが野球部門。森脇監督の休養によって現在、福良監督代行が指揮している中、株主からは「理想の次期監督」として2人の名前が挙がった――。

 

 参加した多くの株主は「信頼できる優良企業と思う。問題なく和気あいあいと終わった」と口を揃えたが、役員との質疑応答では1人の株主から、最下位に沈むオリックスバファローズへのこんな質問が飛んだ。「優勝候補と言われていたのになんで最下位にいるのか。原因をどう考えているのか。身売りすることは考えていないのか」――。

 

 これに対して西名球団社長が「申し訳ない。でも、ケガ人がようやく戻ってきている。何とかCS(クライマックスシリーズ)には入れるよう後半から頑張りたい」と話すと場内から温かい拍手が起こり、続けて井上取締役兼代表執行役社長・グループCEOが「売却することは考えていない」と答えた。

 

 バファローズはグループのシンボル。今季の低迷には肩身の狭い思いをしている株主もおり、総会後には「他の部門の業績がいいのに野球部門だけがミソをつけている。多くの補強費をかけたのに成績がよくない。力を入れているのはわかるが、ソフトバンクのように本当に強くなるためにどうすればいいかもう一度、考えてほしい」との厳しい意見も聞かれた。

 

 また、理想の次期監督についても「イチローさん(マーリンズ)が監督なら見に行きたい。負けても頑張っている姿を見たい。オリックスが生んだスーパースター。どんな野球を見せてくれるか楽しみ。帰ってきてほしい」と、目下メジャー通算3000安打を目指して奮闘、マーリンズが契約延長も検討しているイチローを熱望。さらに「(楽天シニアアドバイザーの)星野(仙一)さんみたいなカリスマ性のある人がいい。経験豊富だし、まとめる力がある」と“闘将”を望む声も…。常勝チームになるには、求心力のある強い指導者が必要とみているようだ。

 

「グループの中では野球はおまけみたいなもの。少々の赤字は大勢に影響はないでしょう。でも、グループがこれだけ世間に認識されたのも野球のおかげ。チームが強いとさらにプロモーションになる。強いに越したことはない」(ある株主)

 

 どこかのチームと違って球団を責めるようなことをせず、温かい目で見守っているオリックスの株主たち。だからこそ、その気持ちに報いる必要があるだろう。