バルデス左ヒジ軽症だった「早めの夏休みみたいなもの」

2015年06月23日 16時00分

左ヒジを痛めたバルデス

 左ヒジ痛で21日に出場選手登録を抹消された中日のラウル・バルデス投手(37)が22日、名古屋市内の病院で検査を受け、靱帯に問題なく、筋肉の炎症だったことが判明した。しばらく投球を控えるため、最短の10日で一軍マウンドに戻ってくるのは厳しいが、後半戦までの復帰は間違いなさそう。そんな状況に、チーム関係者は「軽症、軽症。早めの夏休みみたいなもの。ここでゆっくりしてくれて、かえって良かったよ」とホッと胸をなで下ろしている。

 

 バルデスは中4日登板など開幕からフル回転し、投球回数は22日現在、リーグ3位の93回2/3。さすがに首脳陣も、このままの状態でシーズン終盤までいくとは考えておらず「疲れもたまってくるだろうし、故障されても困る。いずれは抹消して休ませる」と、もともと強制的に休養させることを考えていた。

 

 だが、これまではバルデスが「体は全然大丈夫。疲れもない。中4日でも全然いける」と強く主張。「本人は出来高契約で投げれば投げるほど、お金が入ってくる。だから投げたいばっかりだった」(チーム関係者)。いけないと思いつつ、先発ローテが厳しい状況もあって、首脳陣も休ませていなかっただけに「投げられるという選手にストップをかけるのは難しい。こんなケガでもなければ休むこともなかっただろう。幸い軽症だし、無理して大きなケガになる前に休めたのはラッキーだった」という。 セ・リーグのペナント争いは史上まれに見る大混戦。体調万全となったバルデスが、竜の後半戦の切り札となるかもしれない。