中日エルナンデスの心の支えは親友の阪神ゴメス

2015年06月22日 16時00分

勝ち越しソロを放ったエルナンデス(右)

 中日が21日の巨人戦(東京ドーム)で4―3の逆転勝ち。負ければ最下位に転落の可能性もあった中で、首位巨人とのゲーム差を2・5に縮めた。

 

 殊勲打を放ったのはアンダーソン・エルナンデス内野手(32)だ。1点を追う8回に先頭の和田の2号ソロで同点に追いつくと、続くエルナンデスは左越えに値千金の勝ち越し5号ソロを突き刺した。エルナンデスは「真芯で捉えることができた。真芯に当たればホームランになります。自分はホームランバッターじゃないが、とてもうれしい。チームも勝って最高です!」とファンに叫んだ。

 

 そんなエルナンデスは、同じドミニカ共和国出身で来日2年目の阪神・ゴメスと励まし合ってきた。

 

 ゴメスが名古屋に来た時は、行きつけの焼き肉店に誘い「ゴメスとは今年も何回か一緒に焼き肉に行ったよ。基本的に会ったときは野球の技術論などの話はしない。ドミニカ時代の友達だからリラックスできるんだ」(エルナンデス)。

 

 エルナンデスは昨年、86試合で打率2割6分2厘、5本塁打、32打点の成績を残したが、左太もものケガで8月25日に抹消されたままシーズン終了。契約を更新すると9月23日に球団から発表されるまでは、どん底に落ち込んでいたという。

 

 そんな時に元気づけてくれたのもゴメスだった。焼き肉をつつきながら「俺はもう、このまま中日で契約してもらえず、来年は日本でプレーできないかもしれない」と弱気なエルナンデスに、ゴメスは「そんなこと言うな。来年もまた一緒に日本でプレーしよう」と励ました。

 

 この日の殊勲打も親友・ゴメスのおかげだったかもしれない。