チャンスに代打送られる村田のメンタルは大丈夫か

2015年06月23日 10時00分

交代で村田総合コーチ(左)に呼び戻される村田はムッとした表情

 村田のプライドは再び打ち砕かれてしまうのか――。巨人は21日、中日戦(東京ドーム)に3―4で敗れ、交流戦後最初のカードで負け越した。

 

 7回に相手先発・山井の暴投で3―2と逆転したが、この日も中継ぎ陣が踏ん張れなかった。直後の8回に3番手で登板したマシソンが、先頭の和田にバックスクリーン左への同点弾を浴び、続くエルナンデスに初球の154キロ直球を左翼席に運ばれて終戦となった。

 

 勝利の方程式が崩れつつあるのも痛手だが、それ以上に「メンタルは大丈夫か?」と、精神的ダメージを心配する声が出ているのは村田修一内野手(34)だ。村田は7回無死二、三塁の絶好機に打つ気満々で打席に向かったが、ベンチを出た村田総合コーチに呼び戻され、代打を送られた。5月にも好機で代打を送られたことがあった。かねて原監督から向けられる視線は厳しく、極度の打撃不振でオープン戦中に二軍落ち。開幕戦からスタメンに名を連ねたものの、なかなか復調せず、打順も5番からズルズルと下がり、4月26日のヤクルト戦(神宮)では、ついにスタメン落ちした。

 

 5月20日に右太もも裏の肉離れで出場選手登録を抹消されるまで、村田は幾度となく指揮官の“口撃”に遭ってきた。4月16日のDeNA戦(横浜)で今季初本塁打を放ったときは「俺は見てない。(インフルエンザで)病床だったから」と“なかったことに”されたこともある。

 

 ケガで二軍再調整になった際はファーム首脳陣も「いろいろ悩んでいるようで元気はないし、この世の終わりのように暗かった。最近はいつもの村田修一に戻っていたけどね」と、あまりの落ち込みぶりに目を疑うほどだった。

 

 村田は「何もないよ」とだけ言い残し、足早に球場を後にした。代打に送られたのは前日(20日)の試合で3ランを放った高橋由だったとはいえ、一軍復帰後、わずか3試合(8打数1安打)での途中交代。背番号25の今後が気がかりだ。