藤川球児が独立リーグのオープン戦でデビュー 4回1失点

2015年06月20日 19時59分

力投する藤川球児

 米大リーグ・レンジャーズを自由契約となり、独立リーグの四国アイランドリーグ・高知ファイティングドックスに入団した藤川球児投手(34)が20日、高知市営球場で行われた香川・徳島連合チームとのオープン戦に初登板した。救援ではなく、志願の先発で4回、57球を投げて5安打1失点、2奪三振とまずまずの試運転を終えた。

 

 3年ぶりの日本球界復帰戦となったこの日は、同リーグ史上最多となる140人もの報道陣が集まった。約6000人を収容できるスタンドも地元出身のスーパースターの登板に異例の超満員だ。ネット裏には5月下旬にオファーを断られた阪神を始めソフトバンク、楽天、DeNAのNPB球団のスカウトが集結した。

 

 今回、売店に用意された球児のTシャツ、キーホルダーもバカ売れ…と大盛り上がりとなったが、さすがの球児も緊張したのだろう。立ち上がりは不安定だった。

 

 初回、先頭打者への2球目にこの日最速の146キロを記録したが、3球目の直球を打たれて三塁内野安打。続く打者の打席で二盗を許し、その後、犠打を決められるなど二死三塁のピンチを背負う。迎えた4番打者への2球目、暴投で三塁走者の生還を許した。その後も2者連続安打されたが、何とか最少失点に食い止めた。

 

 続く2、3回はスライダー、ツーシーム、米国で覚えたカットボールを駆使していずれも3人で仕留めた。4回は先頭打者から2者連続安打を許すなど無死満塁の大ピンチを招いたが、ここから再びギアを上げて後続3人をピシャリと抑え、この回で降板した。

 

「また新しい人生のスタートとして高知の子供たちに夢を与えたい。まずは楽しんで投げたい」と話していた球児。NPB復帰の可能性も含め、今後の動向から目が離せない。