株主総会で松坂への質問も孫オーナーは余裕の回答

2015年06月21日 10時00分

リハビリ中の松坂

 ソフトバンクの定時株主総会が19日に都内で行われ、質疑応答で松坂大輔投手(34)に関する質問が飛び出す異例の一幕があった。


 世界的な大企業であるソフトバンクの株主総会では、もはや恒例行事となっている阪神とは違って、野球の話題が出ること自体が珍しい。しかも、それが一選手となれば、なおさらだ。株主の問い掛けは「ソフトバンクホークスに鳴り物入りで入団した松坂投手について総括をお願いします」というもの。


 これに対して孫正義オーナー(57)が「私も大変大きく期待していますし、球団のみんなも期待しています。人間の体が故障するということはありえるので、一日も早く治して、しっかりと力強くマウンドに上がってくれることを願っています。ぜひ応援してください」と回答した。


 ある意味で3年総額12億円プラス出来高(推定)の“投資”に失敗したとしても、企業全体の規模を考えれば微々たるもの。例えば、昨年秋に米グーグル社から“獲得”して、この日付で代表取締役副社長に就任したニケシュ・アローラ氏の報酬は入社一時金を含めて165億円超だという。


 そのため、株主総会があるといっても、球団サイドでは総会前「いくら松坂でも、さすがに(話題に出ることは)ない」との見方が大多数を占めていた。そんな中で、想像以上に松坂のネームバリューと不振に対する関心が大きかったことが証明された形となった。


 もっとも、今回の一件が今後の球団の補強方針に影響を及ぼすかどうかについては「松坂の件をもってどうなるということはなく、ブレることもないでしょうね」(球団関係者)。孫オーナーのポリシーといえば「挑戦に失敗はつきもの」。“失投”を恐れ、腕が振れなくなるようなことはなさそうだ。