原巨人新打線!切り込み隊長は長野

2015年06月19日 16時00分

切り込み隊長に長野を指名した原監督

 巨人再浮上のキーマンは――。原監督は18日、リーグ戦再開初戦の中日戦(東京ドーム)を前に先発オーダーを発表。かつて「枢軸」と呼ばれた打者をズラリと並べ“リスタート打線”と命名した。なかでも注目は、再び1番を任された長野久義外野手(30)。ドン底不振からの復活劇はあるのか。

 

 リーグ戦再開前日、本拠地で練習を見守った原監督の表情は意外なほど明るかった。交流戦後半は1勝8敗でチーム状況は決して良くはない。それでも、ようやく役者たちが帰ってきたことが、期待感を生んでいるのだろう。

 

 注目の中日戦先発オーダーは4番の坂本はそのままに、一塁再転向が決まった阿部を5番、右太ももの故障が癒えた村田を6番に据える。そして原監督は「もう1回、1番に挑戦させる」と長野を切り込み隊長に指名した。

 

 かつて指揮官が“枢軸”と呼んだ4人が再び名を連ねた“新打線”。「別に新しいメンバーじゃないだろ。『待ったなし、しっかりせえ打線』だ」と一度は自虐的に言い放ったが、すぐに「なし!」と訂正。仕切り直しの意味を込めて「リスタート打線」と命名すると「このままで終わってはいけないとは、みんなが思っている。チーム打率も2分、3分は上げなきゃいかん。でも、この打率を引きずりながら2分、3分上げろというのは、これは難しい。明日からは誰しもが0打数0安打からだ」と過去を忘れ、再スタートを宣言した。

 

 ただ、最もリスタートすべき男は、まだリカバーを諦めていなかった。現在もチーム打率以下の2割1分5厘と低空飛行を続ける長野だ。最近も不振の理由を尋ねた本紙に「まだ6月じゃないですか~」と言い放つなどまったく意に介していなかった。それどころか、「大丈夫! 目標を切り替えましたから」と切り出すと「開幕までは3割5分だったんですけど、今は3割に修正しましたから気も楽ですよ」といつもの笑顔で明かした。

 

 そうはいっても、今や3割も高いハードルだ。残り77試合にフル出場したとしても、安打数で約80本、打率にして3割6分超と打ちまくらなければ計算上は届かない。

 

 この日は志願して出場したイースタン・リーグのDeNA戦で2打数無安打と音なしだったが、長野は「いい時間を過ごせました。やるしかないです」と意気込んだ。汚名返上の猛チャージを見せられるのか。