ソフトバンクの「チームB」って何?

2015年06月19日 10時00分

気迫のこもったピッチングをする森

 ソフトバンクの強力中継ぎ陣に「チームB」という集団が存在する。メンバーは森唯斗(23)、二保旭(25)、嘉弥真新也(25)の3投手。結成したのは吉井投手コーチだ。「チームA」と位置づけられているサファテ、五十嵐、バリオスの強力3本柱への下克上を目指して組織された。

 メンバーの一人、嘉弥真が活動内容を明かす。

「3人のうちの誰か一人でも投球内容の悪い選手がいれば、試合後や試合翌日に必ず招集がかかります。そこで『反省会』をやるんです。同じ過ちを繰り返さないように、相手のためを思ってオブラートに包むような言い方をせず、辛らつなことでもガツンと言い合ってますね。自分でも一通り反省をして、その場にいるんですが、人に言われて『やっぱりそうか』と思うこともあれば、新しい発見もあるので貴重です。選手同士のダメ出しを吉井コーチがずっとそばで聞いていて、最後に話をまとめて答えを出してくれます」

 10日の阪神戦では、森が球団タイ記録の7者連続奪三振の快投を見せた一方で、嘉弥真が打者1人に死球を与え5球で降板した。

 嘉弥真は「すごく悔しくて、帰宅後ビデオを何度も見返して反省しました。でも翌日、ちゃんと(反省会)ありましたよ。『あそこでアレ(球種)はないわ!』とか『コースが間違っている』とか…。ありがたいことです」と感謝する。

 失敗の原因を追究するダメ出し合戦で、3人はたくましく成長。森が21試合に登板し防御率1・50、二保が24試合で同2・70、嘉弥真も7試合で同1・23とそれぞれが結果を残している。

「チームB」からの「勝利の方程式」への昇格は、そう遠くないかもしれない。