柳田40発狙え! 首脳陣が上方修正指令 

2015年06月18日 11時00分

打撃練習に励む柳田

 交流戦最高勝率チームとなったソフトバンクが17日、ヤフオクドームでリーグ戦再開に向けた全体練習を行った。セ界を圧倒した強力打線を引っ張ったのが柳田で、交流戦MVP獲得も夢ではない。首位奪回、リーグ優勝のキーマンには、首脳陣から目標の上方修正指令が出た。

 

 交流戦の柳田の打撃成績は打率4割2分9厘、5本塁打、10打点。最高勝率チームから選出されるMVPをほぼ手中に収めていると言っても過言ではない。

 

 そんな頼れる背番号9に期待を寄せるのは鷹党ばかりではない。首脳陣も同様で、藤井打撃コーチは「夏に向けて本塁打はもっと伸びてくると思うし、伸ばしてもらいたい。そんなに打率も落ちてくるとは考えられない。3割30本塁打は十分いける。可能性は80%くらいあるでしょう」とした上で「40(本塁打)を狙うくらいの気持ちがあってもいいかもね」と声を大にした。

 

 今季の柳田は「3割30本塁打30盗塁」のトリプルスリー達成を目標に掲げている。ここまで63試合を消化して打率はリーグトップの3割7分6厘で13本塁打、10盗塁。残り80試合あることを考えれば、2002年の西武・松井稼頭央(現楽天)以来となる快挙達成も夢ではない。しかし、周囲は“それ以上を目指せ”という空気になっている。

 

 柳田のシーズン最多本塁打は昨年の15本。トリプルスリーの3部門で唯一クリアできていない。今季はここまで13発。143試合で30発ペースと上々だが、藤井コーチは「(リーグ戦再開後は)3連戦で1本というイメージで狙っていっていいのかな。ケースバイケースだけど、(本塁打が)狙えるところでは、もっと狙っていってもいい」と背中を押す。

 

 柳田は「チャンスだったら走者を返す。ランナーがいない時は自分が塁に出てチャンスをつくる」と鷹の3番としての役割を全うすることに神経を集中しているが、やはり最大の魅力は長打力だ。トリプルスリーは過去8人が達成しているが、40本塁打をクリアしたのは1950年の毎日・別当薫ただ一人。これはもう、狙うしかない。