ナニータの起用法に頭悩ませる中日

2015年06月14日 10時00分

 中日首脳陣がリカルド・ナニータ外野手(34)の起用法について頭を抱えている。

 

 腰痛を発症して5月26日に出場選手登録抹消となったナニータだが、すでに回復し、10日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(ナゴヤ球場)から実戦復帰。一軍では打率3割2分2厘をマークするなど、ルナ、エルナンデスとのドミニカントリオ「3D」の一角として活躍していただけに、普通なら、すぐさまカムバックが期待されるところだ。

 

 だが、一軍では同じ左翼手でナニータと入れ替わって一軍に昇格した和田が絶好調。前日11日には通算2000安打の偉業を達成したが、一夜明けた12日の楽天戦(コボスタ宮城)でも4打数3安打。打率3割5分2厘と打ちまくっている。そもそも今季は、開幕一軍入りを逃した和田が二軍戦に出続けている中「左翼」のポジションがかぶるナニータの好調もあって、その一軍昇格が5月26日までズレ込んでしまったのだが、今や立場逆転。チーム関係者は「前回はナニータが好調でベンちゃん(和田の愛称)を一軍に上げても代打か、たまにしかスタメンで試合に使うことができなくなると頭を痛めていたが、それが逆になっているんだからねぇ」という。

 

 中日の外野は中堅・大島、右翼・平田も外せない存在だけに、チーム内には「ナニータを内野で使うのも手かもしれない」とのウルトラC案も出ているが、果たしてどうなるか。12日の楽天戦に1―3で敗れ、2年ぶり4度目の交流戦負け越しが決定した中日。チームの雰囲気は重苦しいが、あちらを立てればこちらが立たずの「和田、ナニータ問題」も悩ましい限りだ。