延長11回お祭り男が決めた! ソフトB松田が劇的サヨナラ弾

2015年06月12日 11時00分

11回、サヨナラ弾となる16号2ランを放った松田

<ソフトバンク5-3阪神(11日)>ソフトバンクは11日、阪神戦(ヤフオクドーム)の延長11回、松田のサヨナラ本塁打で5-3で勝ち、5カード連続の勝ち越しを決めた。初回、柳田が左手首付近に死球を受け、途中交代するアクシデントに見舞われたが、チームが一致団結。松田の劇的サヨナラ弾で熱戦に終止符を打った。交流戦最高勝率を争うライバルを撃破し、今日12日の広島戦での黒田討ちに臨む。

 

 いきなり鷹党の悲鳴が球場を包んだ。初回、柳田が左手首下の内側付近に死球を受けたのだ。インハイを突く141キロのストレートが直撃すると悶絶。ベンチに退いた後、一度は痛みをこらえプレーを続行したが、3回の守備から福田と交代した。強力打線の中でも高い「攻撃性能」を誇る男を失い暗雲が垂れ込めた。

 

 チームは初回一死満塁の好機をつくると李大浩の左犠飛で先制。阪神先発の岩貞とは初対戦だったが、藤井打撃コーチの「剛球でもないし、コントロールもアバウト」という見立てから攻略には苦戦しない算段だった。だが、枢軸を失った「柳田ショック」は大きく2、3回は打線から快音が消えた。

 

 嫌な空気が漂い始めた4回、4番・内川が流れを変える。先頭で打席に入ると、2球目の外角のカットボールを左翼席へ運んだ。「柳田がいない分、ボクらが頑張るしかない」(内川)。思いを打棒に込めた鮮やかな勝ち越し弾。5回には中村晃が技ありの左前適時打で加点して虎の2年目左腕に牙をむいた。

 

 先発の武田は昨年の日本シリーズ第2戦、阪神戦で6回二死まで1人の走者も出さないパーフェクト投球の快投を演じた。だが、この日は様相が違った。序盤から制球に苦しみ、5回まで1失点に抑えながらも5四球を与え、105球を要した。前回4日のDeNA戦(横浜スタジアム)では142球の熱投で完封勝利。だが後日「疲労は大丈夫だったんですけど、投げすぎがダメ」と不満を明かしていた。球数を増やさない省エネ投球がこの日のテーマ。理想には遠く及ばないピッチングになってしまった。

 

 試合は阪神の粘りで、延長戦に突入。それでも11回、松田のサヨナラアーチで勝利。広島・黒田に最高の形で挑んでいく。