DHに安住では困る!西武・森を“強制捕手起用”も

2015年06月10日 16時00分

DHが板についてきた森

<西武4-2広島(9日)>キャッチャーを“自主廃業中”の西武・森友哉捕手(19)に強制マスク指令が下ろうとしている。

 

 9日の広島戦(西武プリンス)を含めDH50試合、右翼で9試合のスタメン出場を続けている森。一時期の大不振を脱し、ここ6試合は18打数8安打、3本塁打、4打点と好調で通算成績も打率2割9分4厘、12本塁打、32打点と打線に欠かせない戦力となっている。

 

 交流戦も不慣れな右翼に就いたセ・リーグ本拠地9試合を1失策で乗り切り、9日の試合からは定位置の「6番・DH」で出場。試合前の捕手練習こそ続けているものの片手間感はぬぐえず、捕手としてあるべき投手陣との接触や会話は皆無だ。周囲はそんな森を「本人は何も考えず打撃に集中できるDHが今は居心地がいいんでしょう。苦手な捕手から逃げられてすっかり安心してしまっている」と、本来のポジションを投げ出したかのような19歳の行く末を案じている。

 

 しかし、そうは問屋が卸さない。鈴木球団本部長は「捕手を忘れてもらっちゃ困る。優勝争いをしている中ではなかなか難しいけれども、この間の巨人戦(5月26日、郡山)のように大差がついているような展開では後半からマスクをかぶらせればいいし、打撃戦が予想される試合では最初からかぶらせてもいい」と今後は試合展開や相手先発などに応じて、森の捕手起用機会を模索していく考えだ。

 

 ただ、それが身になるかは本人のやる気があってこそ。交流戦中の右翼守備教育係だった河田外野守備走塁コーチは「森の外野守備は悪くない。もし(球団から)本気で教えてくれと言われたらオレはやるよ。でも一番の問題は本人にその気があるかだからね」と本人の意識が守備に向かっていない現状に警鐘を鳴らしている。