巨人と日本ハム 2対2のトレード

2015年06月10日 11時00分

 巨人と日本ハムの2対2のトレードが決まった。球団関係者によると、交換要員は巨人側が矢野謙次外野手(34)、須永英輝投手(29)、日本ハム側が矢貫俊之投手(31)、北篤外野手(26)で合意に達しており、10日にも発表される。

 今回のトレードは、力がありながら出場機会のない選手を“救済”し、かつ補強ポイントを的確に埋める形を模索していた巨人主導で行われた。5月に就任した堤辰佳GMの初仕事といえる。

 矢野は2013年に球団記録の「代打で19安打」をマークするなど生え抜き野手として活躍してきたが、今季は昨オフの右ヒジの手術の影響で出遅れ、大田、中井の成長などもあって一軍出場はわずか8試合。10年オフに日本ハムからトレードで加入した須永も5年間で登板1試合と出場機会に恵まれなかった。一方で、働き盛りの中継ぎ右腕・矢貫、将来の外野のレギュラー候補・北の加入はベテランに偏りがちなチーム構成の是正にもつながる。

 日本ハムとしても主軸の陽岱鋼、ハーミッダが故障で離脱し、若手ばかりとなっている外野陣に実績のある矢野が加わるのは大きい。須永も左腕が手薄な中継ぎ陣の補強となる。

 リーグ4連覇と日本一奪回を目指す巨人、3年ぶりのリーグVを狙う日本ハムにとっても価値あるトレードになりそうだ。