エルドレッド支える恩師・野村前監督の教え

2015年06月09日 10時00分

本塁打を放ち、赤松(左)、菊池(中)と敬礼ポーズを交わすエルドレッド

 広島のブラッド・エルドレッド内野手(34)が、7日の楽天戦(マツダ)で決勝点の4号2ランを放った。則本の直球を完璧に捉えて10試合ぶりの一発をかっ飛ばした助っ人は「ホームランを打っている選手はたくさんいるが、去年と同じようにホームラン王を取れるように頑張りたい」と量産態勢を宣言した。

 

 そんなエルドレッドの支えになっているのが“恩師の教え”だ。昨季までは、不調時に野村前監督(現野球評論家)がマンツーマンの打撃指導を施すことでV字回復を見せた。ただ野村前監督が退任したとあって、チーム関係者から「調子落ちしたときに、どうやって自分の打撃を取り戻すのかが問題。もう野村さんはいないから…」と心配する声も上がっていた。

 

 しかし、今までのアドバイスを生かすことで“恩師不在”を乗り切ろうとしている。この日の本塁打について「前の打席で急ぎ過ぎていたので、後ろに体重を残して打った」と説明したが、これも野村前監督に言われた改善方法の一つ。「勉強熱心だから、今まで言われてきたことを自分のものにして頭に叩き込んでいるはず」(球団関係者)と教えを忠実に守り、打棒爆発につなげている。

 

 右ヒザの手術から5月22日に復帰した期待の助っ人は、独り立ちして恩返しする意気込みだ。