広島に黒田の金言解禁を望む声

2015年06月08日 10時00分

チームの危機を救った黒田

 広島・黒田博樹投手(40)が5日の楽天戦(マツダ)に先発し、7回無失点の好投で5勝目を挙げた。雨が降る悪コンディションのなかでも粘りの投球をみせ、チームの連敗を3で止めたベテラン右腕は「欲をいえばキリがないが、0点に抑えてチームが勝てたのが一番。この年齢だと100%の状態でマウンドに上がれるとは思っていない。割り切っていって結果を出すしかない」と安堵の表情を浮かべた。


 これで2連勝となった黒田には周囲の期待も高まるばかりだ。キャンプ中から若手選手にも惜しみなく自らの経験や技術を伝えてきたが「右緋骨筋腱周囲炎」のため登録抹消となってからというもの、そうした助言も一時停止。後輩たちも「けががあって自分のことで大変そうだったので聞くことはできなかった」と気を使っていた。


 しかし、復帰後4戦で2勝を挙げて完全復活となったとあって、後輩たちの助言役としての役割も“解禁”となりそう。特に現在の投手陣は大瀬良、中崎、戸田など若手が行き詰まっている状況だけに「本人も若手時代は苦しみながら成長してきた人だけに、今こそ黒田さんのアドバイスが生きるとき」(チーム関係者)と復調のための“金言”を求める声は後を絶たない。


 最近の黒田は「何でも取り入れられるものは取り入れたい」と前田や野村にカーブの投げ方について教えを請うなど、実力向上のために貪欲な姿をみせていたが、今後は“アドバイザー・黒田”が投手陣立て直しの鍵になるかもしれない。