中日無念のドロー 今年も西武・岸を攻略できず

2015年06月05日 16時00分

 中日は4日の西武戦(ナゴヤドーム)に延長12回1―1の引き分け。1―0で完封目前の先発・大野が9回に同点を許し、延長11回と12回には二死満塁の絶好のサヨナラ機を逸した。勝てた試合だけに痛恨のドローとなったが、無念の思いは、もうひとつある。西武先発の岸孝之(30)に黒星をつけられなかったことで「何とか今年は勝っておきたかったのに…」とある選手が言えば、別の選手は「今日は岸を攻略する最大のチャンスだったのに、それを逃してしまったのは痛い」…。

 中日にとって岸は大天敵。2008年の初対戦以来、一度も黒星をつけたことがなく、この日の試合前時点では8度の先発で0勝6敗。しかもナゴヤドームでは2戦連続零封負けを含む3戦3敗だった。それだけに9度目の顔合わせとなったこの日、ナインは「何としても岸への連敗を止める」と意気込んでいた。

 岸は3月下旬に左脇腹を痛め、予定されていた開幕投手を緊急回避。この日が約2か月遅れの“開幕戦”だったこともあり、ナインは「いきなりやられるわけにはいかない」と力こぶ。先日、岸が「あの球場(ナゴヤドーム)は好き。広いし、マウンドが高いので」と発言したことにも反応し「今年は絶対にナゴヤドームで土をつけてやる。このままナメられたままではいけない」と気合も入れ直していた。

 だが、結果は7回5安打8三振。奪った得点は2回のルナのソロによる1点のみに終わり、皆、がっくり。ある選手は「また、来年まで1年間『岸を打てなかった』というモンモンとした気持ちで過ごさないといけないなんて嫌ですね」と嘆いた。