森と大谷どちらが上か…西武・炭谷がジャッジ

2015年06月04日 16時00分

試合前の打撃練習で汗を流す森

 西武・森友哉捕手(19)が3日の中日戦(ナゴヤドーム)で2本塁打を含む3打数3安打2打点の大暴れ。ここ10試合で33打数3安打と低迷していたウップンを晴らした。

 

 4回、第2打席の10号勝ち越しソロはドラフト制度導入後では9人目となる高卒2年目以内の2桁本塁打。阪神・掛布雅之(1975年)、西武・清原和博(86年)、巨人・松井秀喜(93年)、日本ハム・大谷翔平(2014年)らと肩を並べた。さらに8回の第4打席では11号ダメ押し弾をバックスクリーンに突き刺し、昨年の大谷の10本塁打を上回った。

 

 歴代の大打者に肩を並べた森は「最近なかなかヒットが出ていなかったので今日の3本で乗っていけたらいいですね」と笑顔。だが、出身地の大阪に縁のある掛布氏、清原氏への意識については「そんなことはないです。むしろ(意識は)大谷君の方が強いです」と、先輩であるはずの大谷を「君付け」して特別視した。

 

 果たして、その森と大谷は打者としてどちらが優れているのか。両者をチームメート、そして捕手として知る西武・炭谷銀仁朗捕手(27)はこう分析する。「打者としては全く違うタイプ。大谷はあの大きな体(193センチ)と長いリーチの割にバットコントロールもうまく『柔らかさ』のある中距離打者。それに対して友哉はどんな球種でも自分のタイミングとポイントでフルスイングできる『剛』の長距離砲。体は(170センチと)小さいけどそれを最大限に利用した打撃ができる。さらに投手目線で見ればストライクゾーンの広い大谷に対して友哉はあの小さい体をさらに低くして構えるから、的が小さく投げにくいと思う。特に内角は攻めづらいし一発の怖さという点では断然、友哉の方が嫌だと思う」

 

 ホームラン打者という観点で炭谷は森に軍配を上げるが、若き両雄は投打で直接対決もあり、今後もライバルとして切磋琢磨していくだろう。