右肩筋疲労からの復帰を目指しているソフトバンク・松坂大輔投手(34)の一任調整が見直された。これまでは、ブルペン入りや実戦登板のタイミングなど、調整のステップを本人が決めていたが、今後はファーム首脳陣の了解を得る形でスケジュールを決定する。

 松坂は5月24日のウエスタン・リーグ広島戦の登板を回避。「ボールが抜ける」という感覚を覚えたため、不完全な状態での登板を敬遠した。急な調整のペースアップも一因と考えられ、今回の見直しにつながった。

 2日に福岡市東区の西戸崎合宿所で行った練習では、キャッチボール以外に、屋外でのノックや室内でのマシン打撃を取り入れた。大粒の汗をかいた右腕は「好きな季節がやってきましたね。乾いているよりも、少し湿度が高いほうが汗が出るのでいいですね」と笑顔を見せた。