見えざる“強敵”との闘いだった巨人

2012年09月22日 12時00分

 巨人が21日のヤクルト戦(東京ドーム)に6―4で勝ち、3年ぶり34度目のリーグ制覇を成し遂げた。今季の巨人の“本当の敵”は中日でもヤクルトでもなかった。見えざる強敵との闘いが幕を開けたのは、昨年11月の清武英利前球団代表の会見だった。開幕直前には朝日新聞が阿部、内海ら6選手の「契約金超過問題」を報じ、現場は再び大混乱。後に騒動は清武氏サイドとの法廷闘争に発展。その余波か、チームは開幕ダッシュに大失敗してしまった。

 なんとか交流戦で持ち直し、セ・リーグ球団として初優勝。その直後、今度は指揮官を衝撃スキャンダルが直撃した。過去の女性問題を巡って、恐喝してきた相手側に1億円もの大金を渡していた事実が発覚。一事は進退問題に発展したほどだ。

 だが球団は、この問題でも清武氏が関与していると断定。“進退伺”を提出までした原監督にそのままチームの指揮を執らせた。そのころ弱りきっていた指揮官を支えたのが、主将の阿部と、選手会長の内海だ。投打の柱としてチームをけん引した。

 この日の試合は、そんな今季を象徴していた。「平常心で打席に入った」と阿部が26号ソロで先制し、2打席目も右翼フェンス直撃の適時打で打線を引っ張った。内海は6回4失点だったが、逆転を許さず踏ん張った。そして長野が意地の2点勝ち越し打。最後を守護神・西村が締めて歓喜の瞬間が訪れた。

 3年ぶりにペナントを奪回し、第一目標は達成した。だがグラウンド内外で気を抜けない日々は続く。CS、そして日本一へ“無敵巨人”が突き進む。

 

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