阪神・岩田が「10勝」したい理由

2012年09月25日 18時00分

 阪神・岩田稔投手(28)が21日の中日戦(甲子園)に先発し、6回まで無安打投球だったが、一転、7回に乱れた。連続四球の後、ブランコに逆転3ランを浴び、敗戦投手。「甘く行ったら打たれると思っていた。自分に力がないんです」とガックリだ。

 

 これで岩田の今季成績は8勝13敗。4年ぶりの2桁勝利は崖っ縁だが、そんな左腕に熱いエールが届いた。1型糖尿病患者と家族の支援団体「日本IDDMネットワーク」の井上龍夫理事長が「今年こそ何とか10勝してほしいと、我々も心から願っています」という。

 

 自身も1型糖尿病患者の岩田は09年から1勝につき10万円を同団体に寄付し、各研究の助成に役立てられてきた。最高額は昨年の90万円(9勝)だが「研究1件の助成費が100万円なので、岩田投手が10勝すれば(年間)1人で助成費を賄えます。そうなれば我々にとっても本当に励みになります」(井上理事長)

 

 2桁勝利には残り11試合で2勝という厳しいノルマとなるが、もちろん岩田も“何としても”の気持ちだろう。期待に応えたいところだ。