<ソフトバンク5-2ヤクルト(5月31日)>ソフトバンクは31日、ヤクルト戦(ヤフオクドーム)に5―2で勝利し貯金を今季最多の8に戻した。ソフトバンク・高谷が7年ぶりの一発で勝利に大きく貢献した。1点差に詰め寄られた4回一死一塁、ヤクルト先発・石山の内角に沈むフォークにうまく合わせ、右中間席に1号2ランを叩き込んだ。「上位打線につなげようという意識で打席に立った。(フェンスを)越えてくれという気持ちで走った」と通算3本目の本塁打を笑顔で振り返った。

 工藤監督は「おめでとうございます。1点差の中でのホームランだったのが大きかった」と伏兵の一発をたたえた。

 初回の攻撃も鮮やかだった。立ち上がりの制球に苦しむ石山を攻め、内川が左前に先制打を放つと、松田の左犠飛、福田の右前適時打で3点を先取。指揮官も「みんなでつないで、いい攻撃ができた」。犠打に四球、安打と8人が絡んだ先制攻撃に目を細めた。

 6回からは二保、五十嵐、バリオス、サファテの継投で磐石の試合運び。投打がかみ合ったホークスは、明日2日から敵地・横浜に乗り込みセ・リーグ首位のDeNAとの3連戦に臨む。