【テキサス州アーリントン29日(日本時間30日)発】レッドソックスの上原浩治投手(40)はレンジャーズ戦の試合前、「体全体を使うことが大事」と話すキャッチボールをおよそ15分間、じっくりと行った。途中、駆け寄ってきたかつてのチームメートで、現在は左肩を痛め60日間の故障者リストに入っているレンジャーズ・ホランド投手と談笑。その後はブルペン捕手を相手に高校時代の同僚でレンジャーズのチームメートだった建山ばりのサイドスローで数球投げ、再びオーバースローに戻してからはストレート、スプリットを強めに投げて試合に備えた。

 前夜のレンジャーズ戦では9回二死から登板して1球で試合を締めた。しかしセーブ機会ではなく、最後にセーブを挙げたのは19日(同20日)のレンジャーズ戦までさかのぼる。「セーブには興味がない。チームが勝てばいい」と話す上原だが、守護神に出番がないのは決していいことではない。チーム状態が上がってくるのを待つしかなさそうだ。